通院/向ヶ丘遊園

午前中歯医者。午後精神病院に行くのだが、神経戦線に乗った瞬間眠って、気がついたら終点から折り返していて、また眠って、気がついたらM市からまた折り返していて、とそんな事を繰り返していたら10分強で着くはずの病院に2時間半もかかった。

医者に言わせると、私は自分で自覚しているよりもはっきりと躁鬱が傍目に分かりやすいそうだ。それから、私の死についての観念は、鬱に起因するものもあるが、人格、個性からくる側面が強く出てるので、なんらかの人格障害との混合型ではないのだろうか、という話だった。ドストエフスキー曰く、「幸せは皆一様だが、不幸の形は千差万別である」との引用を述べておられた。

それでそれは治るのか、他の患者はどうなのか、と尋ねると、「だんだん軽くなる人もいますが完治はしませんね、私の患者では一人ぐらいでしょうか」との事。

以前から疑問だったが、精神病が脳内の神経伝達物質の異常なら、脳をかち割るなり液を採取して調べればはっきり分かりそうなのに、と質問するが、それは現代医学では出来ないらしい。

■その後、向ヶ丘遊園の旅先で出会った友達のアパートに遊びに行く。つい先日チベットから無事帰って来た友達と、三人で旅の話など。駅から徒歩15分のこのアパートはシャワートイレ共同、4畳半だが、家賃2万3千円である。非常に居心地が良くて、着いたのも遅かったので泊めてもらう。